家計見直しの責任者は果たして誰か

家計の見直しは、家族全員に多かれ少なかれ影響を及ぼします。そのため、音頭を取る人の行動が重要になります。この場合、家計費の中を二つに分けることが効果的です。食費などの共通する支出と、各自のお小遣いなどの個別の支出です。これを分けることで誰の支出かを明確にできます。

 

ただし、あまり細かくやりすぎると、家庭内がかえってギクシャクします。とはいえ、みんなで好きなことを言っていると話がまとまりませんから、誰かひとり責任者を作る必要があります。往々にしてお母さんが責任者になりますが、できるだけみんなの不満が出ないように調整する必要があります。

 

どこから減らすか

家計費を共通費と各自の個別費に分けている家庭は多くないでしょうが、子供を含めてお小遣い制にすると、案外自分の支出を減らす努力をするようになります。そのため、各自のお小遣いを決めて誰か一人しか見ていないような有料放送代は、各自のお小遣いから出してもらうようにすることが有効です。

 

漫然と見ているだけの有料放送であれば、自分のお小遣いを圧迫するため、黙っていても解約するでしょう。家計費の中で、このような経費を各自のお小遣いの中から出すようにすれば、結果として家計費の節約になります。